情報は誰のものか

情報は誰のものか?

情報は誰のものか?

青弓社のサイトの近刊案内で見て、凄い執筆陣が並んでいたので、期待して待っていましたが、やっと一読しました。
期待以上のものでした。
書名は「情報は誰のものか?」ですが、内容はデジタル・ネットワーク環境下での著作権について、様々な立場から取り上げたものです。
様々な立場とは言え、基本的にはデジタル・ネットワーク環境下での著作権の拡大に対して反対、もしくは慎重であるべきだというスタンスは共通しているので、私にとってはとても参考になりました。
お勧めの1冊です。


ただ1つ残念だったのは、前書きや後書きがなく、個々の論文を集めただけの本書の構成。
せっかくこれだけの論者を集めたのだから、どのような趣旨でどのような論者を集め本書を編集したか、編者としてのスタンスを打ち出して欲しかったです。