額に汗

文化財を“標的”にしたのはWinny
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/07/news060.html

ITmediaの先週のアクセス数のダントツ1位になったのが「2ちゃんねる、著作権を侵害中?」という記事だったことを紹介し、次のように述べている。

しかし、記事中で紹介されたようなデジタルアーカイブのデータにはやはり相当の対価を支払うべきだと思う。文化財の所有者との交渉やスキャニングなど、データ化にかかる人手とコストは相当なものだろう。「本来は著作権フリーだから」という理由でこうしたデータを自由に流通させてしまうと、今後は敢えて高品質なデジタルアーカイブを提供しようという企業は現れず、結局は私たちが不利益をこうむることにもなりかねない。

この記者の意見を全否定するつもりは無いが、このような意見は「額に汗」理論で著作権法上では否定されているというのが一般的な解釈である。
著作権が保護するのは創造的な表現であり、労力の多寡とは無関係である。
仮に、文化財のデジタルデータを保護するにしても、著作権法の枠組みの外ですべきでしょう。
何でもかんでも著作権で保護すれば良いというわけではありません。