ず・ぼん

部屋を整理していたら、去年買った「ず・ぼん 8」が出てきた。

http://www.pot.co.jp/pub_list/pub_book/ISBN4-939015-46-7.html

巻頭座談会「本が売れない原因を図書館のせいにするな! 図書館バッシングに反論」を興味深く再読した。(恥ずかしいことに、読んだことを今まですっかり忘れていました)出席者は小杉亮氏(東京都練馬区光が丘図書館)、斎藤清一氏(東京都立川市中央図書館)、手嶋孝典氏(東京都町田市立中央図書館)、堀渡氏(東京都国分寺市恋ヶ窪図書館)、沢辺均氏(司会・ポット出版
この座談会のダイジェストは「新文化」の2002年6月6日号に掲載されたらしい。
http://www.shinbunka.co.jp/headline-back/headline2002-06.htm
座談会が行われてから1年以上経過するが、未だに繰り返される図書館批判に対する反論として充分に通用するものだ。というより、この座談会をふまえた意見や再反論を私は読んだことが無い。
相手の意見に耳を傾けることなく、自分の意見を押しつけるだけでは建設的な議論というのは成り立たない。
出版社や作家で未だに図書館批判を繰り返している人たちは、この座談会を読んだのだろうか? ダイジェスト版が掲載された「新文化」は、出版の業界紙なので、出版関係者で読んでいる人は多いと思うのだが。