文化庁の調査研究報告

文化庁のサイトに、次の調査研究報告が掲載されました。

平成15年度「著作物の流通契約システム」の調査研究報告書
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/pdf/15_ryutuukeiyaku.pdf

平成15年度「バーチャル著作物マーケット」の実証実験報告書
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/virtual/index.html

ざっと目を通しただけできちんと読んでいませんが、私にはあまり意味のある調査研究とは思えませんでした。

著作権は人権なのか利権なのか

CAXさん(id:CAX)から教えていただきました。

著作権は人権なのか利権なのか
http://www.rbbtoday.com/column/mizushima2/20040614/

私は、「著作権は人権だ」という主張には反対のスタンスなので、なかなか興味深く読みましたが、今日は詳しく書く余力が無いので、後日改めて感想などを書きます。
CAXさん、ありがとうございました。

版元日誌

書誌データ・在庫データの重要性の認識が業界全体に広まってきたって話。
http://www.hanmoto.com/diary/diary040616-1.html

私が注目している版元ドットコムの版元日誌。今回は書誌データの話。

で、その書誌データ、だれもが利用できるものがないんです。みんな有料だってことです。

確かに、書誌データベースを構築するのには費用と労力が必要です。でも出版界全体のことを考えれば、このような基礎データを誰もが自由に使えるようにすべきではないでしょうか。
出版界だけで構築するのが難しいのであれば、国から援助してもらっても良いのではないでしょうか。
国もコンテンツ産業振興とか何とかいうのなら、こういうところにこそ援助すべきだと思うのですが。

なすべきこと

謎工さんのThe Trembling of a Leaf第159通常国会終了より

しかし、国会はどれだけ相手を論破しても勝てやしない。「国会に上げさせない」レベルから闘わなければ結果に結び付かないのだ。

私も、貸与権の問題点について気付いたのは、昨年12月のパブリックコメント募集の頃でした。その時点ではもう遅かったということです。
このような失敗を繰り返さないように、文化審議会著作権分科会での検討過程を逐一検討していきたいと思います。