著作権法改正案 委員会通過

著作権法改正案、“修正”ならず――文部科学委員会で原案通り可決
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0406/02/news056.html

あとは、衆議院の本会議を残すのみ。
委員会で可決された法案がひっくり返ることはまず無いでしょう。

書籍・雑誌への貸与権適用はこれで確実になりました。
これまで法改正反対にご尽力いただいた方々に御礼申し上げます。

私も微力ながら、このはてなダイアリで貸与権の問題点については指摘し続けてきましたが、力及びませんでした。

しかし、闘いはまだまだ続きます。

今回の法改正案可決により、権利者団体は、どんなに根拠がいいかげんでも、審議過程がいいかげんでも、審議会さえ通してしまえば法改正は可能だということを知ってしまいました。どんなに無茶な要求でも、自分勝手な要求でも、審議会さえ通してしまえば何だってできることを彼らは知りました。
著作権者側の権利強化の要求はますます強まるでしょう。どんどん無茶な要求をしてくるでしょう。

書籍・雑誌等に関しては、次にターゲットになるのは、図書館・マンガ喫茶新古書店でしょう。
来年度の法改正に向けて公貸権・展示権の拡大・消尽しない譲渡権の要求が出てくることが容易に予想されます。
また、出版社が著作隣接権としての版面権も要求してくるでしょう。

近いうちに文化審議会著作権分科会での検討がまた始まります。

まだまだ、闘いは続きます。