音楽メディア関係者有志6名による公開質問状

文化庁(河村文部科学大臣)、日本レコード協会(依田会長)に意見書・公開質問書を提出しました
http://copyrights.livedoor.biz/archives/691283.html

すごいというか、何というか。
ここに挙げられている項目は、どれもその通り、としか言えません。
文化庁をはじめとした、著作権法改正案推進派がどれだけごり押ししようとしているのかが、明確に指摘されています。

翻ってみれば、書籍・雑誌への貸与権適用に関しても、同様にごり押しがなされているのだが、私にはこの公開質問状のようにまとめるだけの力量が無いのがくやしい。
しかし、民主党の川内議員らが提出した質問趣意書には、私がここで取り上げてきた貸与権の問題についても触れてあるので、どのような答弁が出てくるのか、注目したい。

JLAのスタンス

5月10日付けのエントリ(id:copyright:20040510)で取り上げた、ペンクラブとJLAの談合について、G.C.W.氏さんがJLAに対し質問のメールを送り、その回答が届いたようで、G.C.W.氏さんがその内容を紹介している。
JLAからの回答に関しては、特筆すべき点は無いが、ペンクラブの側も、JLAの側も交渉の場にいる人たちが、団体の意志とは関係なく、暴走しているのではないかと心配になってくる。
ペンクラブの側の交渉窓口の暴走ぶりは、三田誠広氏と秦恒平氏のサイトで知ることができたが、JLA側の理事がどのようなスタンスで交渉に当たったのかが、明らかにされていないのが、私の不安感をあおる。
JLAは「公貸権」について、反対なのか推進なのか、もっとはっきりと打ち出して欲しい。