図書館戦争

ハードカバーの小説を買ったのはいつ以来だろうか?図書館戦争作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 506回この商品を含むブログ (841件) を見るこの著者の本を読むのは初めてですが、ネット上…

著作権に鈍感な人、敏感な人

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2353件) を見る梅田望夫さん(id:umedamochio)の「ウェブ進化論」を読…

国会図書館関連本

前にも紹介したが、改めて。 少々古いが、国会図書館について考える上で、次の2冊は必読。 国立国会図書館のしごとposted with 簡単リンクくん at 2006. 2. 2国立国会図書館編著日外アソシエーツ (1997.7)この本は現在お取り扱いできません。オンライン書店…

「パクリ・盗作」スキャンダル

「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/01メディア: ムック購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (33件) を見るid:ykuriharaさんのところのエントリを読まなかったら買わなかったかもしれないが、 い…

図書館を使い倒す!

図書館を使い倒す!―ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」 (新潮新書)作者: 千野信浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 139回この商品を含むブログ (47件) を見る「週刊ダイヤモンド」の記者が、図書館の…

復刊ドットコム奮戦記

復刊ドットコム奮戦記-マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス作者: 左田野渉出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2005/07/29メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (38件) を見る会員の投票により、絶版本を復刊・販売しているサイト、復刊…

震災文庫

阪神淡路大震災と図書館活動―神戸大学「震災文庫」の挑戦作者: 稲葉洋子出版社/メーカー: 人と情報を結ぶWEプロデュース発売日: 2005/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る書店で見つけて購入。*1 全91ページなので、一気に読了しました。阪…

360

「ワイアード日本語版」は鳴り物入りで登場したイメージがあり、創刊号は非常に期待して読んだのだが、期待はずれとまでは行かないものの、「この程度なんだ」と思った記憶がある。 というのも、他に読んでいた雑誌があって、それに比べてそんなに新しくない…

ユリイカ

ユリイカ2005年8月号 特集=雑誌の黄金時代 紙上で見た夢出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/07メディア: ムック クリック: 1回この商品を含むブログ (16件) を見る雑誌の不振が出版不況をもたらしているのだが、ユリイカで「雑誌の黄金時代」という特集が…

世界ワースト2位の読書時間

我が国の読書時間は世界ワースト2 http://www.yomupara.com/wp/?p=23 読書時間の国際比較[デジタル/シゴト/技術] http://www.pot.co.jp/gotogi/13-19.html これじゃあ本が売れないのも仕方ないか。 出版界としては読書人口をどうやって増やすかを真剣に…

お勧めの入門書

著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)作者: 福井健策出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/05/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 241回この商品を含むブログ (98件) を見る集英社新書で著作権の本が出た。 新書と言うことなので、どうせたいし…

国会図書館関連本

国会図書館について考える前に、読んでおきたいのが次の2冊。 国立国会図書館のしごとposted with 簡単リンクくん at 2005. 5.11国立国会図書館日外アソシエーツ (1997.7)この本は現在お取り扱いできません。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 国立国…

「人権」の次は「人間の尊厳」

知って活かそう!著作権―書・音楽・学校の現場から作者: 神谷信行出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2005/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る岡本薫氏は、「著作権は人権だ」とは言わなくなったが、まだその主張を言い続けている人は…

推理小説は一度読んだらおわり?

三田誠広氏は「漫画や推理小説なようなもの,推理小説は,読み終えて犯人がわかったら,もう二度と読まないというものが多い」と言うことをかねてから唱えてきた(id:copyright:20040903:p1)が、岡本氏も「誰でも分かる著作権」(ISBN:4793701329)の中で、…

岡本薫氏の最新刊

誰でも分かる著作権―情報化・コンテンツ・教育関係者のために作者: 岡本薫出版社/メーカー: 全日本社会教育連合会発売日: 2005/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る文化庁著作権課前課長の岡本薫氏の最新刊。 本書は、1997年…

目次の著作権

クリエイティブ・コモンズ―デジタル時代の知的財産権作者: ローレンスレッシグ,椙山敬士,上村圭介,林紘一郎,若槻絵美,土屋大洋,クリエイティブコモンズジャパン,Lawrence Lessig出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/03メディア: 単行本 クリック: 27回この…

青空文庫とペン電子文藝館

作家の秦恒平氏は、どうも青空文庫に対して誤解があるのではないだろうか? 2月22日付けの「生活と意見」に次のようにある。 * 読者から「青空文庫」を知っているかと、ながい、くわしいメールが届いた。多くのボランティアを「工作員」と呼んで著作権の切…

本の価値を決めるのは作者ではなくて読者

もう一つ同じ記事から。 作家の東野圭吾さんは「利益侵害だけを理由に、著作権を主張しているわけではない」と、強調する。「作家、出版社は、書店で定価で買ってくれる読者によって報酬を得、次の本作りができる。書店で買う人、新古書店で安く買う人、レン…

入門書だからこそ

入門 著作権の教室 (平凡社新書)作者: 尾崎哲夫出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/12/01メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る著作権法の入門書としては、標準的なもの。 新書版と言うことで、手に取りやすく、著作権について勉…

「電車男」の「原作使用料」

「電車男」、地震被災者に寄付 2次使用料全額を - asahi.com : 社会 http://www.asahi.com/national/update/1221/032.htmlMSN-Mainichi INTERACTIVE 事件 新潟中越地震:2ちゃんねる「電車男」から巨額の寄付 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/…

デジタル万引き

版元ドットコム 版元日誌〈キャンペーンの告知をしようと思っていたんですが書店でのメモ書き及びデジ万の件が気になって気になって……、〉 http://www.hanmoto.com/diary/diary040929-1.html?top 正直「デジタル万引き」という言い方は好きではない。決して…

浦賀和宏殺人事件

浦賀和宏殺人事件 (講談社ノベルス)作者: 浦賀和宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (26件) を見る《陸這記》(id:solar:20040913#c)で紹介されていて興味を持ったので買いました。 私は新刊書店で…

FREE CULTURE読了

FREE CULTURE(ISBN:4798106801)とりあえず読了しました。 やっぱりおもしろかった。 著作権強化の動きに反対していくためのヒントが数多く示されていたと思う。 ただ、昨日も書いたけど、日米の違いには気をつける必要があるかもしれない。最後のところで…

FREE CULTUREに見る日米の違い

私の読んだ範囲で、一番感じた日米の違いは以下の所。 もしC分類の共有(引用者注:絶版などで市場では入手できなくなった著作物をP2Pで共有すること)が禁止されるべきだと思うなら、図書館や古本屋も同じく禁止されるべきだと思うだろうか?FREE CULTURE 9…

FREE CULTURE読んでいます

FREE CULTURE(ISBN:4798106801)おもしろいです。 半分ほど読んだ所ですが、どんどん引き込まれていきます。 著作権強化の動きに対して反対のスタンスである私にとっては、「なるほど」「そうだそうだ」と思うところが多いです。でも、気をつけなければなら…

Free Culture

Free Culture作者: ローレンス・レッシグ,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2004/07/23メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 93回この商品を含むブログ (94件) を見る書店で発売されていたので買いました。 とは言え、レッシグ氏の本はCODE(I…

情報は誰のものか

情報は誰のものか?作者: 青弓社編集部出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2004/06メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 青弓社のサイトの近刊案内で見て、凄い執筆陣が並んでいたので、期待して待っていましたが、やっと一読しまし…

財布はひとつ

男性サラリーマンの小遣い4万円切った…22年ぶり http://www.asahi.com/business/update/0611/002.html 図書館や新古書店、マンガ喫茶が無くなれば本が売れるに違いないと考えている作家・出版関係者は、財布が一つであるということを忘れているんじゃない…

元気のある出版社

出版をめぐる冒険―利益を生みだす「仕掛け」と「しくみ」全解剖作者: 長岡義幸出版社/メーカー: アーク出版発売日: 2004/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (15件) を見る 出版不況だ、と嘆いている人にはぜひこの本を読んで…

大学図書館にある「世界の中心で、愛をさけぶ」

田辺浩介さんの簡単な日記より。 今日の、思わずコーヒーを吹き出しそうに・・・(egamiday2) でもよく考えれば、大学図書館を学外に開放していて、そういう本を積極的に置くところもあるんでしょうね。 こういう事例を見ると、公貸権は公共図書館だけでなく…