「著作物を楽しむ自由のために」

とても感銘を受けた本。著作物を楽しむ自由のために: 最高裁著作権判例を超えて作者: 岡邦俊出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2016/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るとにかく、タイトルがすばらしい。 「著作物を楽しむ自由」、なん…

長尾真氏の「電子図書館」が復刊!

国立国会図書館長の長尾真氏が15年以上前に出した「電子図書館」の復刊が決まった。 ■『電子図書館』(岩波科学ライブラリー)を新装版として刊行(3月予定) 著者の長尾先生は現在、国立国会図書館長。いま図書館の未来について、各方面での講演に引っぱり…

長尾真氏の「電子図書館」を再読した

電子図書館 (岩波科学ライブラリー)作者: 長尾真出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/09/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件) を見る岡本真さんのこのエントリーを読んで読み返してみたくなった。 2009-08-27(Thu): …

「ず・ぼん」の全文公開休止

非再販扱いということでも話題になっている、ポット出版の「本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか」を読んだ。本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか作者: 永江朗出版社/メーカー: ポット出版発売日: 2009/07/14メディア: 単行本(ソフト…

「電子出版学入門」

湯浅俊彦さんの新刊「電子出版学入門」を読んだ。電子出版学入門―出版メディアのデジタル化と紙の本のゆくえ (本の未来を考える=出版メディアパル No. 17)作者: 湯浅俊彦出版社/メーカー: 出版メディアパル発売日: 2009/07メディア: 単行本 クリック: 4回こ…

図書館の現実、自治体の図書館の活用

本日読み終わった本。図書館の活動と経営 (図書館の最前線)作者: 大串夏身出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2008/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る目次などはこちらをご覧ください。 図書館の活動と経営 図書館の最前線 5(大串夏身)●…

「アメリカで裁かれた本」

先週読み終わった本。アメリカで裁かれた本─公立学校と図書館における本を読む自由─作者: 上田伸治出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2008/06/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るここまで引き込まれるとは思わなかった。 紹介されてい…

「著作権保護期間」

待望の1冊が出た。著作権保護期間―延長は文化を振興するか?作者: 田中辰雄,林紘一郎出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/08/11メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る目次は以下の通り。 http://www.populus.est.co.jp/asp/bo…

応援したくなる出版社

オンライン書店ビーケーワン:ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏 2003〜2008 http://www.bk1.jp/product/03028453 ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏 2003~2008作者: 岩田博出版社/メーカー: 岩田書院発売日: 2008/08メディア: 単行本 クリック: 6回…

どすこい出版流通

自分は結構出版界に対しては厳しい意見を述べることが多いのだけど、本書を読んで出版界も捨てたものではないというか、まだまだ希望はあると思った。どすこい 出版流通作者: 田中達治出版社/メーカー: ポット出版発売日: 2008/07/18メディア: 単行本(ソフ…

図書館職員は著作権思想の最高の伝達者でなければならない

黒澤節男氏の「Q&Aで学ぶ図書館の著作権基礎知識」の第2版が出た。Q&Aで学ぶ図書館の著作権基礎知識 (ユニ知的所有権ブックス)作者: 黒澤節男出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/05メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る第1…

民法と著作権

この本を読んだ。民法でみる知的財産法作者: 金井高志出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2008/04/24メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (13件) を見る自分は法学の勉強をしてきたことは無く*1、必要に迫られて泥縄式で著作権法…

図書館と書店のコラボ

興味深いニュースがあった。 図書館・書店が賢治イベント 中国新聞 地域ニュース http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803300017.html 図書館側が書店に呼びかけたと言うこのイベント。 広島市立の13図書館と、市内に本社や店舗を置く書店5社の計11店が…

不十分な書誌情報

小田光雄氏の出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉を読んだ。 1999年にぱる出版から出ていて、長らく気にはなっていたのだけど、昨年の秋に本書の続編とも言うべき出版業界の危機と社会構造を読んで、やっぱり読みたくなって、…

JASRAC関連本

何というか、すごいタイミングでJASRAC関連本が出版されました。JASRACに告ぐ(晋遊舎ブラック新書 5)作者: 田口宏睦出版社/メーカー: 晋遊舎発売日: 2008/02/15メディア: 新書 クリック: 46回この商品を含むブログ (11件) を見るJASRACが各地で起こしてい…

「本と人をつなぐ図書館員」

同じく、書店で見つけて一気に読んだ本。本と人をつなぐ図書館員作者: 山内薫出版社/メーカー: 読書工房発売日: 2008/01/15メディア: ハードカバー クリック: 11回この商品を含むブログ (7件) を見る著者は、図書館で40年近く障害者サービスに携わってきた方…

「図書館の基本を求めて」

先日書店で見つけて、一気に読みました。図書館の基本を求めて―「風」「三角点」2001~2003より作者: 田井郁久雄出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2008/01/15メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る岡山市立図書館に30年勤務…

1日遅れのThanksgiving Day

MiAUの「大感謝祭」キャンペーンは一応昨日まででしたし、自分も24日付のエントリーでキャンペーンに参加しました。 が、今日読み終わった本がとてもすばらしかったので、感謝を述べる代わりに、ここで紹介させていただきたいと思います。〈海賊版〉の思想‐1…

本は買って読むべきか?

はてブ経由で知ったエントリ。 5号館のつぶやき : 本を所有することの科学的意義 http://shinka3.exblog.jp/6933571/ 大学教員の日常・非日常:本は手元におくべきか? http://blog.livedoor.jp/yahata127/archives/51732023.html この2つのエントリを読んで…

「学術情報流通とオープンアクセス」

倉田先生の新刊「学術情報流通とオープンアクセス」を読んだ。学術情報流通とオープンアクセス作者: 倉田敬子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/08/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見る非常に良い本。 学術情報流通*1…

著作権のお勧め本 第2回

think Cメールマガジンvol.7が発行されましたので、それに掲載されたお勧め本の第2回をこちらにも掲載します。 「著作権のお勧め本」(末廣恒夫選) 第2回 著作権法を学ぶための本 その2六訂版 著作権法の解説. 千野直邦, 尾中普子著. 一橋出版. (2006) ISBN…

恩師の退職記念論文集

大学時代の恩師、高山正也先生の退職記念論文集が発行されました。明日の図書館情報学を拓くposted with 簡単リンクくん at 2007. 4.10高山正也先生退職記念論文集刊行会編樹村房 (2007.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見…

著作権のお勧め本

著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムのメールマガジン「think C メールマガジン」で、「著作権のお勧め本」のコーナーを担当することになりました。 本日配信されたvol.6に第1回が掲載されましたので、こちらにも掲載します。 なお、同コーナーで紹介…

知的財産と創造性

国民会議のシンポジウムの時にビラを配っていた本が出たので読んでみた。知的財産と創造性作者: 宮武久佳出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/01/11メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見るみすず書房の本にしては読みやすい…

「かながわレファレンス探検隊」と「インターネットで調べ隊」

bk1で図書館関連の本を見ていたら、この本が出てきた。図書館のプロが教える“調べるコツ”―誰でも使えるレファレンス・サービス事例集作者: 浅野高史,かながわレファレンス探検隊出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2006/09/01メディア: 単行本購入: 3人 クリッ…

星の王子さま

三田誠広氏が「星の王子さま」を翻訳しているらしい。 「青春小説」創作ノート後半の6 http://www.asahi-net.or.jp/~DP9M-MT/seishunni7.htm 6月22日、24日、30日の記述。 「夏休みの孫たち06年」創作ノート1 http://www.asahi-net.or.jp/~DP9M-MT/natum…

名和小太郎氏の新刊

情報の私有・共有・公有 ユーザーから見た著作権 (叢書コムニス03)作者: 名和小太郎出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/05/25メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (35件) を見るbk1で注文していたこの本が届いた。 読むのが楽しみ。

読み聞かせ

asahi.com:「読み聞かせ」に細かい注文 著作権めぐり作家ら - 暮らし http://www.asahi.com/life/update/0513/006.html 日本児童出版美術家連盟、日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、日本書籍出版協会児童書部会の4団体が出した「読み聞かせ団体等に…

販売証明シール

Yahoo!ニュース - 共同通信 - 売った本に販売証明シール 全国初、書店の万引対策 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000118-kyodo-soci 個人的には、自分が買った本にシールは貼られたくない。 万引は確かに問題だと思うが、この対策は受け入れ…

子どもが子どもに勧める本

中国新聞・地域ニュース 図書館で子どもが選んだ本紹介 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200602200091.html なかなか面白い試みだと思う。 そのリストはこちら。 「イチオシ〜家族や友だちにすすめたい本〜」(PDF) http://www.library.city.hiroshima.…